戦線離脱中のロッテ田村龍弘捕手(27)の1軍復帰が近づいてきた。井口資仁監督(46)が21日までに「(今週)前半の動きを見て、良ければ」と、早ければ今週中の1軍昇格の可能性があることを明かした。

田村は4月27日の西武戦(メットライフドーム)の本塁突入時の走塁で左足を負傷。左大腿(だいたい)二頭筋の肉離れと診断され、6月5日のイースタン・リーグ楽天戦(ロッテ浦和)に2軍で実戦復帰していた。

本来ならば、19日と20日のイースタン・リーグ日本ハム戦で捕手としてフル出場する予定だったことを井口監督は明かしたが、いずれも雨天中止に。22日、23日の同西武戦(ロッテ浦和)でフル出場する見込み。指揮官は「基本的にはしっかり完治してから上げようと思っている」と話しており、その後の様子も踏まえて1軍昇格を検討する見込みだ。

正捕手の田村が離脱後、チームはここまで16勝18敗5分け、チーム防御率4・29と、苦しみながらも耐える戦いを続けてきた。39試合のうち佐藤都が21試合、柿沼が15試合、江村が3試合で捕手でスタメン出場し、宗接と、中日から移籍加入した加藤も途中出場でマスクをかぶっている。【金子真仁】