阪神が大山悠輔内野手(26)の10号決勝3ランでヤクルトに競り勝ち、4カードぶりのカード勝ち越しを決めた。矢野燿大監督(52)の一問一答は次の通り。

-非常に大きな1勝になった

矢野監督 まあね。こういう接戦ばっかりやし、勝つと負けるとではえらいね、チームのムードも違うし。相手のミスもあったにしてもね、リュウ(梅野)もよく打ってくれたし、(大山)悠輔もあそこで打ってくれたっていうのも大きいし。ピッチャーも苦しいながらも粘ってくれたっていうのが、まあ、誰か1人だけ頑張ったっていうよりはみんなで頑張れたなっていう試合でした。

-大山の一振りはしびれた

矢野監督 うん、まあまあ、流れの中でリュウが打ってくれたっていうのがまずあっての悠輔だと思うし。まあ、そういうところでね、ホームランっていうのはやっぱり悠輔の魅力なんでね。そういうところではあそこで、いったん流れが来るようになったというのは大きなホームランだったと思うし。ここまでね、昨年と比べたらアイツも苦しい状況というか気持ちで戦っていると思うけど。プロ野球生活ってうまくいくこと(ばかりでは)ないんでね。そういうところではこういうところを糧にして、悔しさをバネにしてね、やっていってくれる1本やったかなと思います。

-助け合いという中で、佐藤輝明が内野フライに倒れた後に梅野が打ったことも大きかった

矢野監督 いやまあ、それは救われるよね、やっぱり。アイツ自身もかなり気持ちの中で悔しさっていうのはあったし。そこでチームが勝ってくれた、リュウが打ってくれたっていうのは、それはもう全然違うし。そういうところはもちろんチームワーク、1つの、みんなで勝ちを目指すっていう中では、まあいろんな勝ち方もあるし、もちろんいろんな負け方もあるけど。そういうところはみんなでね、助け合うというところがリュウの一打になったんでね。本当に、勝負強く打ってくれました。

-岩崎、スアレスが登板

矢野監督 ここも雨が降ったら、マウンドもなかなか難しいから。足場がどうしても滑るんでね。難しい状況の中やったし。でも、まだ1アウト取ってない段階でエラーがあって1点差になったんでね。嫌な展開やったけど、優も落ち着いて投げてくれたし。スアちゃんもいつも通り正々堂々というか、力で押し切ってくれたんでね。本当にどんな形でもね。勝てたというのが大きいかなと思います。

-明日は秋山が登板

矢野監督 それ(前回は3回で降板したというの)もあるし。全体的な状態も考えてそうしました。

-中4日での登板

矢野監督 中4日だけど、(前回登板は)別に球数もそんな多くなかったし、アキらしくいくしかない。ヤマ場というけど、今日もヤマ場やし、昨日もヤマ場やし。俺らずっとヤマ場なんで。(9連戦は)残り6になったんかな。巨人戦だけど、目の前の試合をどう戦っていくかしかできないんでね。まずはアキがね、しっかり、前回、俺に代えられた悔しさとかもあると思うし、いろんな気持ちもあると思うんで、そういうものをぶつけながら。粘るのが秋山の持ち味の1つなんで、そういう投球をしてくれて、打線がなんとか取っていけたら。

-西勇は間隔をあける。3戦目ぐらい

矢野監督 うん。今のところ、3戦目。