巨人が、異例のチーム内ドラフト&三つどもえ紅白戦でしのぎを削る。21日に東京ドームで開催する紅白戦に向けて、「元木軍」「阿部軍」「二岡軍」に分かれた各指揮官によるドラフト会議を19日に川崎市のジャイアンツ球場で行う。

元木大介ヘッドコーチ、阿部慎之助2軍監督、二岡智宏3軍監督が、それぞれのチーム戦略をもとに選手を指名する。対象は侍ジャパン入りした坂本、オールスターに出場する岡本和、ウィーラーを除いた1~3軍の全野手。1位指名が丸で重複すれば、指揮官によるくじ引きが行われる。ドラフト会議の模様は球団インスタライブで公開。亀井や中島らのベテランも出場予定で、チーム編成にもそれぞれの色が出そうだ。

原監督が発案したファンサービスとチームの底上げを兼ねた試み。1イニングにつき「表、中、裏」の変則ルールで3チームが同時に試合を展開する。同日午後0時半からCS放送「日テレG+(ジータス)」で中継予定で、ルーキー秋広らファームの若手にとっては絶好のアピールの場になる。投手陣はあらかじめ3組に振り分けられ、どの指揮官と組むかは19日に決まる。8月13日に再開される勝負の後半戦に向けて、三つどもえの真剣勝負から再スタートを切る。