自称オジサンが、令和の怪物を撃破だ!オリックスのジョーンズが、2回無死一塁でロッテ佐々木朗の154キロ直球を左翼席中段に運んだ。「ありがとう、岡本バット!彼からバットをもらえば自分も打てるんじゃないかと。自分のバットではあまり打てないので、力を借りて打つことができた」。巨人岡本和からもらったバットで先制3号2ランを放った。

令和の怪物を打ち砕き、メジャー通算282発男は自身が何の怪物か問われると「Me? Just old man!(オジサン)」と対応。8回には犠飛で貴重な追加点を挙げ、計3打点をマークした。

オジサンは家族を愛する。帽子の裏には「AAA」が刻まれている。オーディー(妻)、オーガスト(長男)、アクセル(次男)を常に思い、ハートマークも記す、家族思いのパパだ。オリックス愛も際立つ。2人の息子はパパを観戦する際、34(吉田正)と55(T-岡田)の背番号入りTシャツを着用。自宅では息子らが福田の打ち方をまねするなど、家族そろって“オリックスファン”だ。

福田には、アストロズで活躍するアレックス・ブルグマン(27)のサイン入りユニホームを知人を通じてプレゼント。熱望した東京五輪出場はならなかったが「オリックスで頂点に立ってシーズンを終える」と次の野望を抱く。【真柴健】