阪神藤浪晋太郎投手(27)は118日ぶりの1軍公式戦先発マウンドで粘りきれず、5回途中4失点で降板した。

1回はわずか5球で先制点を許した。1番桑原の右前打、暴投で無死二塁とされ、2番森に右前適時打を献上。3番佐野にも右翼線適時二塁打を浴び、いきなり2点を失った。

2回は2安打1四球で1死満塁とされながら、3番佐野を一ゴロ、4番オースティンは中飛で無失点。4回無死二塁のピンチも無失点で切り抜けた。

だが、味方打線が同点に追いついた直後の5回、四球と二塁打で招いた2死二、三塁、7番柴田に中前に2点二塁打を許した。ダイビングキャッチを試みた中堅近本のグラブがわずかに届かず、藤浪はこの場面で無念の降板となった。

「立ち上がりに硬さがありましたが、3回以降は落ち着いて投げることができていただけに、追いついてもらった直後に打たれてしまったのは自分の力足らずだと思います。ここからチームの逆転を信じてしっかり応援します」

前半戦終盤はブルペン陣の一角を担い、東京五輪期間のシーズン中断中に先発調整を再開。この日は4月23日DeNA戦以来の先発マウンドだった。

「しっかりいい投球をして、また藤浪を先発で使いたいなと思ってもらえるように頑張りたい」と気合十分だったが、悔しい投球内容となった。

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