ソフトバンクが後半戦初黒星を喫し、引き分けを挟んだ連勝は「3」でストップした。同点の9回に守護神岩崎がエチェバリアに勝ち越し3ランを献上。無観客の左翼スタンドに白球がむなしく跳ねた。右腕は「チームがビハインドから何とか同点まで追いついたので、同点のまま9回裏を迎えないといけなかった。チームのみんなに本当に申し訳ない」と肩を落とした。

球団記録も途絶えた。0-0の4回1死二、三塁。先発マルティネスがレアードに左翼線へ先制の2点適時打を許した。内野陣は1点を防ぐために前進守備を敷いたが実らず。後半戦初失点で、前半最終戦から続いていた無失点イニングは「45」、連続無失点試合は「4」でストップした。工藤公康監督(58)は「今日の(ロッテ先発)二木君は良かったので、1、2点(勝負)かなと。最初の1点をやりたくなかった」と、前進守備の意図を説明。連勝、無失点イニング、無失点試合の全てが止まった。

4位に転落し、首位オリックスとは4・5差に広がった。今季は残り50試合。指揮官は「次ですよ。明日以降しっかり頑張りましょう」と、前を向いた。【只松憲】

▽ソフトバンク柳田(6回の中越え適時二塁打に)「打ったのはフォーク。少し詰まったが、いいところまで飛んでくれました。(一塁走者の)三森がホームまでよく走ってくれたと思います」