阪神2軍が大商大とのプロアマ交流戦に4-8で敗戦した。公式戦では13連勝中だが、前日28日の四国IL・徳島戦(鳴尾浜)に続いて連敗となった。

平田勝男2軍監督(62)は5失策8失点のナインに「お粗末、チョロ松、十四松。シェーだよ」と独特な表現でカツを入れた。

平田2軍監督の一問一答は以下の通り。

   ◇   ◇   ◇

-マルテが実戦復帰

今日の収穫はマルテだけやな。マルテが志願でっちゅうかさ、状態も良いし出たいって。(マルテが)「サード守らせて」っていうところだったんで、「いいよ」っていうことで、3打席でいいか? って出て、ヒットも出たし。ブランクとかそういうのは全く感じられないし、今までずっとファーストやったりDHやったんで、サードも練習できたというのは彼にとっても良かったと思う。

-志願で三塁についた

もちろんもちろん。

-遠藤がマルチ安打

なんのあれもならない。フライも落として、それは育成試合で、失敗があってもショート守らせたり、片山をファースト守らせたり、藤田をキャッチャーで使ってというところなんでね。こういうゲームになるっていうのは覚悟の上なんで、そこはいいとしても、そういう未熟さ。そういうところでは昨日(28日)も徳島さん(四国IL)に引き締める意味でいいゲーム、今日も俺に言わせると逆に8-4とかで勝つより、まだまだ未熟な実力不足っていう、練習するしかないっていうのを。13連勝して浮かれたりどうのってのはないんだけど、アマチュアとやってもこんなもんだよっていうのをさ、この2日間痛烈にわかったっていうのは我々指導者の反省。選手たちは一生懸命やって力がないだけだから、そこを力をつけさせることをしなきゃいけないっていうことだよ。

-望月は久しぶりの先発

よくないなぁ。ミスでほとんど点入ってるんだけど、モッチーやっぱり慎重になりすぎやな。もうちょっと大胆にいってほしいけど、投手はそうはいかんのよ。

-小野寺が1軍に

良かった。大商大の監督さんも喜んでくれてて。それだけ今、起爆剤になんとか。大商大見てもわかるように、レフト捕れなかったらすぐ交代やん。プロ野球の方が甘いのよ。こうやってエラーしようが何しようが出れる。それは普段公式戦出てない選手がこういうところ、だから育成試合を組んでるんだけど、やっぱり大学生厳しいもん。ファーストも守れれば雄哉(片山)の出場機会、いろいろね。暖(小野寺)が内野も外野もできるっていう、そういうところも目指しながら出してあげるんで。それにしてもちょっと、お粗末、チョロ松、十四松。シェーだよ。こうやって普段出られない選手たち、藤田にしても、遠藤もショートほとんどやってなかったから、そういうところで、経験してくれれば、これを生かしてくれればいい。ただ、岩田(将)とかはまだまだ。いま2試合くらい公式戦ではいいピッチングしてるけど。このスピード、コントロールじゃちょっと甘かったら(打たれる)。今日は岩田が一番いい勉強になったと思うよ。その辺を今日は、岩田なんかはもうちょっと感じないといかんね。