阪神西勇輝投手(30)が通算100勝目を挙げた。5回を5安打1失点に抑えると、6回の攻撃で1死満塁から西勇の代打で登場したサンズが中前へ勝ち越しの適時打。さらに中野の適時打も飛び出し、リードを2点に広げた。

西勇は100勝に8度目の挑戦。初回に1点を失い同点に追いつかれたが、その後は粘りの投球で2回以外は走者を出しながらも追加点を与えなかった。この日は3戦ぶりに捕手梅野とコンビを組んだ。登板前日の9日に「準備はしっかりやってきた。チームの勝利につながる投球ができるように」と話していた通りの投球だった。ベンチに戻った西勇はリリーフ陣に声援を送った。

▼通算100勝=西勇(阪神) 10日の広島17回戦(マツダスタジアム)で今季5勝目を挙げて達成。プロ野球140人目。初勝利はオリックス時代の11年4月17日楽天3回戦(甲子園)。西勇は6月18日巨人戦で99勝目を挙げてから6連敗。王手から6連敗以上を喫して達成は50年川崎(西鉄=7連敗)81年小林(阪神=6連敗)81年野村(大洋=6連敗)に次いで4人目の難産だった。