中日が40年ぶりの同一カード3試合連続無得点で、今季11度目の零敗を喫した。

ヤクルトの41歳ベテラン石川の前に散発5安打で、7回以降は救援3投手に完全投球を許した。コーチ陣とのミーティングを行った後、与田剛監督(55)は「いい結果ではない。明後日(28日)から頑張る」と言うしかなかった。

18日からの9連戦を1勝6敗2分けで終え、この間は本塁打と盗塁がなくわずか8得点と低調。要因を問われると「簡単には言えない。いろいろある。結果が出なければ方法を変えないといけない」と渋い表情を浮かべた。中日が同一カード3連戦で1点も取れなかったのは、81年8月14日からの広島3連戦以来だった。

投手陣も先発小笠原慎之介(23)が2被弾など自己最多10失点、3番手の佐藤優(28)も6失点してチームは今季最多の16失点と、投打ともかみ合わなかった。7日からの9連戦を6勝3敗で乗り切ったが、今回は借金を5つ増やして今季最多タイの13に逆戻りした。与田監督は「仕方がない。ひと言で簡単に分析できることではない。考えながらやっていきたい」と述べ、特効薬はなさそう。28日からバンテリンドームで巨人3連戦があり「試合前ミーティングでも(選手たちに)いろいろ話をしていきたい」と続けた。結果次第では優勝の可能性が完全消滅する。【伊東大介】

▽中日パウエル打撃コーチ(3連戦無得点に)「ストレートが打てないので、まずはしっかりストレートを打ち返さないと。火曜日からの巨人戦では投手を助けるためにも早い段階から点を取っていきたい」