最速151キロ左腕の関学大・黒原拓未投手(4年=智弁和歌山)が広島に1位指名された。

広島は西日本工大・隅田知一郎投手(4年=波佐見)を4球団競合で外し、続いて法大・山下輝投手(4年=木更津総合)も2球団競合で外した末、3度目の入札で即戦力左腕の指名に成功した。

黒原は智弁和歌山3年夏に甲子園を経験。関学大では今春5勝、防御率0・88で最優秀選手、最優秀投手、ベストナインに輝いた。身長173センチとプロでは小柄ながら、カットボール、スライダー、チェンジアップ、スプリットと変化球も多彩。即戦力として期待される。

黒原は「入るだけがゴールじゃない。この先、活躍することが目標」と力を込めた上で「1軍で活躍してコツコツ勝ちを積み重ねて、チームの柱と呼ばれる選手になっていきたい」。対戦したい打者を問われると、「阪神タイガースの佐藤(輝)さんです。大学時代からずっと対戦してきて、打たれた記憶しかない。いつか同じ舞台で対戦できたら」と目を輝かせた。