今季限りでの退任が決まっている中日与田剛監督(55)が14日、本拠地最終戦となったヤクルト戦(バンテリンドーム)を1-1の引き分けで終わると、試合後のセレモニーでファンに向けて最後のあいさつを行った。内容は以下の通り。

 

与田監督 本年度もファンのみなさま、あたたかい声援をいただきまして誠にありがとうございます。昨年、みんなの頑張りでAクラスになりました。今年、なんとか優勝を、という思いでスタートしましたけど、私の力及ばず、このような成績になってしまったことを大変申し訳なく思っています。

しかし、その中でベテラン、中堅、若手がさまざまな選手たちが来年、期待のもてるような活躍ができたと思います。試合を盛り上げ、サポートしていただいた球団関係者のみなさま、多くのみなさまのおかげでなんとかこのバンテリンドームで最終戦を無事終えることができました。

ドラゴンズでプロ野球選手がスタートし、そして3年間、監督を務めさせていただきました。後ろに並んでくれているコーチ、選手たち。今、宮崎で戦っている2軍のスタッフ。特に今年はたくさんのことがありましたけれども、みんなのおかげでなんとかユニホームを着続けることができました。本当に感謝しています。

来年は1人でも多くの選手が大活躍をして、そしてコロナも吹き飛ばして、満員のお客さんで埋め尽くされたバンテリンドームで優勝、その瞬間を心から願って残り試合、しっかり戦います。最後までみなさん、応援をよろしくお願いいたします。3年間、ありがとうございました。