ソフトバンク川島慶三内野手(38)が26日、福岡市内のホテルで来季の契約を結ばないことを通達された。

ペイペイドームで取材に応じ「今年1年間、野球を1軍でできたことは自分の中でもよくやったと思います。年齢的なものもありますし、そういう話がくるかなというのは多少は思ってました」と話した。

川島は05年に九州国際大から大学・社会人ドラフト3位で日本ハムに入団。ヤクルトを経て14年にソフトバンクに移籍した。近年は主に左腕投手相手の先発や代打として出場。勝負強さ、粘り強さを発揮してチームに貢献したが、今季は56試合で打率2割3分9厘、2本塁打、11打点にとどまっていた。

プレー面以外にも、若手を引っ張るなどムードメーカーの役割も果たしていた。今後については「もし必要というふうに言ってくれるところがあれば、全然いきます。絶対に貢献したい」とNPBでの現役続行を希望。12球団合同トライアウトについても「38歳でトライアウト受けようかな。『こいつ動けるな』って。でも普段1軍にいたから見てくれてますよね。どこか『トライアウト受けなくていいからウチに来い』って言ってくれたら『はい』って言います」と、明るい表情でペイペイドームを後にした。