ソフトバンクの3軍監督に、球団フロントで今季までプロ担当スカウトチーフを務めていた小川史氏(61)が就任することが28日、分かった。チームは来季の巻き返しへ向け、藤本博史1軍監督(57)、小久保裕紀2軍監督(50)と全軍の監督が決定した。

小川氏は浦安高から78年ドラフト外で西武に入団。82年にトレードで南海に移籍した。現役時代は主に遊撃を守り、堅実な守備としぶとい打撃で活躍。ダイエー時代の96年に現役を引退した。通算成績は1006試合に出場し、469安打、打率2割3分7厘。引退後はダイエー、オリックスでコーチ、楽天ではプロスカウトを担当した。

ソフトバンクでは11年に発足した「3軍」の初代監督に就任。14年には秋山監督の下でヘッドコーチを務め日本一に貢献。15年には再び3軍監督を務めた。

チームは来季以降、3軍の拡大を図っており若手育成に最重要ポジションとなる。実績ある小川氏の3度目の「3軍監督」で若鷹の再強化を図る。

なお、29日に藤本新監督の就任会見がペイペイドームで行われる。いよいよ新生ホークスが始動する。