阪神矢野燿大監督が連敗でのファーストステージ敗退を猛省した。

「本当に悔しい。これだけの差だったので、オレ自身の成長もしていかないとダメ。必要かなと思う」と険しい表情を見せた。この日も失策からの敗戦となった。3回には中野、8回には大山の失策で、先頭打者を出塁させ、失点に結びついた。「もっともっとうまくならないと」。シーズン4年連続12球団最多失策86個の守りに苦しんだ。

シーズン前半の快進撃を支えた大山、佐藤輝、梅野を10月10日以来、3人同時でスタメンで起用。2回に先制点を奪ったが、逃げ切れなかった。シーズンで11ゲーム差をつけ、14年ぶりに勝ち越した宿敵巨人に連敗。「ペナントもクライマックスも勝ちきれなかった」。2位でのCSファースト連敗での敗退は13年以来球団3度目。シーズンでは勝率5厘差、0ゲーム差で優勝を奪われたヤクルトとの再戦もかなわなかった。