大卒3年目の楽天渡辺佳明内野手(24)が17日、守備力向上でさらなるステップアップを誓った。

今季は45試合に出場して99打数27安打の打率2割7分3厘。「開幕1軍という目標は達成して。そこからあまり良くなかったんですけど、後半、自分の持ち味は出せたので。後半はいいシーズンだったかなと思います」と振り返った。

今季は開幕1軍入りし、8試合でスタメン起用されるも期待に応えきれず4月22日に登録抹消。ファーム暮らしが続いた。9月4日に再昇格すると持ち前の打棒を発揮し、同下旬からスタメンに定着。「手応えもあったですし、来年につながるシーズンだったのかな」と手応えをつかんだ。

今回の秋季練習では「まず内外野の守備のレベルアップというところ。やっぱり守れないとバッティングも見てもらえない」と守備に比重を置く方針。内外野を守れるユーティリティーとして「内野は送球の部分でもまだまだだと思うので安定性を出したいし、外野をやって3年たちますけど、まだまだ安心してもらえていないと思うので。しっかりと出来るようにやっていきたい」。持ち前の打力に守備の安定性を加え、さらなる躍進を目指す。