中日三ツ俣大樹内野手(29)が18日、ナゴヤ球場で契約を更改し、500万円増の1200万円でサインした。今季は開幕から1軍スタート。後半戦に入り、下肢コンディション不良で一時離脱したが58試合に出場、打率2割2分2厘、1本塁打11打点と11年目で存在感を見せた。

出場試合、打席数、安打数…。多くの数字でキャリアハイを実現した。その中でも胸を張ったのは13犠打。チームトップの数字を残した。「バントのやり方、気持ちの面でも、これを押さえれば大丈夫というのがあり自信になった。こういう風に1年間バントを決められたことは自信になった。来年も継続してしっかり決められるようにしたい」。

オフは広島菊池涼の静岡での自主トレで腕を磨いた。「守備でも、バントでも、右打ちも、全て。菊池さんの自主トレで学んだこと。良かったと思う」。京田の不振、阿部の不調から故障離脱。内野のユーティリティープレーヤーとして回ったチャンスをつかみきった。

立浪新政権下ではフリー調整組で、秋季キャンプには不参加で独自調整中。「立浪監督からはフリーの組は任している、の一言だった。大きな意味がある。僕らの立場は2月1日にアピールできるかが勝負」。プロ12年目を迎える三ツ俣は、来年2月をしっかりとにらんでいた。(金額は推定)