国学院大・武内夏暉投手(2年=八幡南)が、明治神宮大会史上初となる完全試合を逃した。

7回まで1人の走者も許さなかった。身長185センチから投げ下ろす角度のあるボールを駆使。140キロ台の直球と、100キロ台のカーブなど、緩急をつけた投球で相手打線を次々と打ち取った。

あと4人だった。記録が途絶えたのは8回2死。6番の福森秀太内野手(4年=北九州)に、4球目の変化球を左前に運ばれると、スタンドからはため息が漏れた。

武内は今秋、リーグ戦ではリリーフとして4試合に登板。計12回を3安打無失点に抑えていた。