パラバドミントン男子ダブルス(車いす)銅メダリストの村山浩(47)が始球式を行った。

背番号「2021」のユニホーム姿で登場。打席にはオリックスの1番福田。車いすに座ったまま、上半身の筋力で外角低めへ力強い速球を投げ込んだ。ノーバウンドのスピードボールに観客がどよめき、大きな拍手が贈られると笑顔でスタンドに両手を振った。

村山は東京パラリンピックのバドミントン日本代表最年長で「パラバド界の父」と慕われる。34歳で慢性炎症性脱髄性多発神経炎を発症し、車いす生活になる前は、野球を趣味としていた。