激しい外野手争いにバットでアピールだ。ソフトバンク2位指名の慶大・正木智也外野手(22)が30日、都内ホテルで入団交渉を行い、契約金7000万円、年俸1200万円で合意した。

東京6大学通算10本塁打の右の大砲候補は「将来的には3冠王。1年目から新人王を目指して、ゆくゆくは(シーズン)40本塁打以上を」と、どでかい目標を掲げた。

今季は4位に終わったが、リーグ屈指の選手層を誇るチームに入る。左翼栗原、右翼柳田は確定的で、残る外野は中堅のみ。ラスト1枠を上林や慶大の先輩でもある柳町と争う見通しだ。「僕には僕なりのいいところがあると思う。そこを伸ばしつつ、アピールしたい」と引くつもりはない。藤本監督からは来春キャンプA組スタートを予告されており「まずはケガのないよう、この冬から体づくりをします」と意気込む。

東京生まれ、東京育ち。人生初の福岡生活に向け、ネットなどで情報を集めている。「ラーメン、替え玉2杯はしたい」と笑いを誘ったが、すぐに「環境が変わるのはチャンス。野球に集中できる」と表情を引き締めた。【古川真弥】

(金額は推定)