阪神の女子野球チーム「阪神タイガースWomen」の高塚南海外野手(25)が1日、滋賀・草津警察署で一日警察署長を務めた。滋賀県生まれの高塚は「とても貴重な経験をさせていただきました。高校まで過ごしたこの滋賀県は帰ってきた時には安心する場所ですし、そんな街の安全を守ってくださっている警察、消防の方々には本当に感謝しています」と紺色の制服姿で気持ちを語った。

今夏、阪神タイガースWomenは初の全国大会となる全日本女子硬式野球選手権大会に出場したが、2回戦で西武ライオンズ・レディースに敗れた。高塚は「全国制覇という目標をかなえられなかった。本当に悔しい気持ち。このオフシーズンで自分への課題に全力を出し切って取り組んでいきたい」と振り返った。

「来季は必ず全国制覇を達成したいですし、自分自身が立役者となれるように、その状況に必要な役割ができる選手になれるように頑張っていきます」。草津警察署の先頭に立った高塚が来季はバットで阪神タイガースWomenをけん引していく。