中日へ復帰した44歳の福留が91試合に出場。44歳以上のシーズンに91試合は12年金本(阪神)の126試合、97年落合(日本ハム)の113試合に次ぎ、14年谷繁(中日)と並び3番目に多かった。打率は2割1分8厘も、ベテランらしい勝負強さを発揮した。

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同点の場面では54打数18安打でチーム1位の打率3割3分3厘を記録し、同点で得点圏に走者を置いた時は15打数6安打の打率4割へアップ。肩書付きの殊勲安打がチーム4位タイの10本、V打点も5度あった。福留の今季安打数は42本だから、安打の約4本に1本が殊勲安打。今季、シーズン安打が50本以下で2桁の殊勲安打は福留しかいない。

44歳以上のシーズンに殊勲安打10本以上は97年落合11本に次いで2人目。セ・リーグでは初めてだ。4番を103試合務めた97年落合は先発で111試合出場したが、福留の先発は43試合。代打で記録した殊勲安打が3本あるものの、落合の半分以下の先発試合数で2桁の殊勲安打を放った。44歳5カ月の9月28日巨人戦で打った勝ち越し本塁打は、12年金本に並ぶセ・リーグ最年長本塁打となり、80年4月26日に44歳9カ月の野村(西武)が記録した逆転弾に次いでプロ野球年長2位の殊勲弾だった。

殊勲安打とV打点の年長記録を調べると、殊勲安打は47年9月28日浜崎(阪急)の45歳9カ月で、セ・リーグは15年9月24日谷繁の44歳9カ月。V打点は57年8月29日岩本(東映)の45歳5カ月で、セ・リーグは13年9月11日山崎(中日)の44歳10カ月。来年4月26日で45歳になる福留には殊勲安打とV打点のセ・リーグ最年長記録、野村を抜くプロ野球最年長殊勲アーチを狙ってもらいたい。【伊藤友一】

◆X世代とは、1965年から1980年ごろに生まれた人のことで、Z世代とは、1990年代後半から2000年代に生まれた人のこと。