中日のドラフト1位、ブライト健太外野手(22=上武大)が母校での「ぼっち」トレで体力強化に臨んでいる。

「普段は現役の後輩がグラウンドを使っていて、1日1、2時間くらいしか練習ができていなかった。現役生が帰っているのでグラウンドが使いやすい。相手がいなくてやることは限られるが、技術面より練習に耐えられる体作りを中心にやりたい」。後輩たちの年末年始の帰省期間を利用して、群馬・伊勢崎市にある母校グラウンドで、1人で体を動かしている。

「大学時代みたいにバカみたいに、ただ打つだけでは体がもたない。練習内容、練習時間はプロとして何がベストか考えて調整したい」。14日のスタッフ会議で春季キャンプ1、2軍振り分けが行われる。立浪監督ら首脳陣にアピールできるのは、13日に始まる新人合同自主トレの1日だけだが、持ち前のクレバーさで密度の濃い時間を過ごす。

入寮まで残り約1週間。「(同期)外野手の中で一番技術力はないが、マイナスに捉えていない」。ブライトは「ぼっちトレ」で1軍切符争いへの準備を続けている。【伊東大介】