ソフトバンクのドラフト2位・正木智也外野手(22=慶大)が8日、福岡・筑後市の若鷹寮に入寮した。

スーツ姿で現れた正木が引っ越し荷物とともに大切に持参したのは、愛犬クーちゃんの写真2枚だった。「これからはなかなか会えなくなるので。さみしくなると思って」と、愛犬のスナップ写真に目尻を下げた。

もちろん、プロ人生のスタートにあたって愛犬との別れを悲しんでいるだけではない。宮崎キャンプはA組入りがほぼ確定。激しい外野手サバイバル戦に挑む覚悟だ。「打撃を期待されているので、長所をしっかりアピールしたい」。本職の外野に加え、一塁、三塁にもチャレンジするため3つのグラブも持ち込んだ。期待の大卒ルーキーは「レギュラーを取るつもり。どのポジションでもやれるようにやっていきたい」と力を込めた。