西武栗山巧外野手が自らの感覚と対話しながら、「シルク打法」を身につける。所沢市内で自主トレを公開。

当初のプランではマシン打撃を想定していたが、自主トレ仲間の岡田を打撃投手にバットを振り込んだ。「新たな挑戦というより、できる範囲の工夫。1月中はマシンでいいかなとも思ったが、手投げの方が軸を保って打ちにいって、いいインパクトを迎えないといい音が鳴らないので」と説いた。

昨季、球団初の2000安打を達成した打撃は「滑らかに。シルクのようなスイング」と表現し、上半身と下半身が連動した安定性を追い求める。トレーニング自体もスムーズ。昨年の同時期は6勤1休ペースも「柔軟にという感じです。去年の反省を生かして車が渋滞しそうな週末は避けようかな(笑い)」と無理がない。天気予報も注視し、寒暖差でメニューに強弱をつける。シルクロードの先に新たな打撃開眼が待つ。