阪神3年目のジョー・ガンケル投手(30)が27日、新守護神候補のカイル・ケラー投手(28=前パイレーツ)に太鼓判を押した。ガンケルが来日直前に所属していたマーリンズ3Aで、18、19年の2年間チームメートだった最速157キロ右腕について「本当に素材もいいし、すごくいいものを持っている。努力家。日本で成功できる素質があると思う」と絶賛した。

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ガンケルはもう1人の新外国人右腕、アーロン・ウィルカーソン投手(32=ドジャース3A)とも、15年のレッドソックスの春季キャンプでともにプレーした経験がある。「2人が加わるのはうれしいね。彼らを助けることができるのは喜び。自分が経験してきた中で、サポートできることがあれば伝えていきたい。献身的にサポートしたいね」と意欲的だ。

2人は旧知の友であると同時に、互いを高め合う存在だ。「エドワーズとも友人でありながら、外国人枠を争うライバルだった。切磋琢磨(せっさたくま)しながら、友人であり続けることも大事。互いに競って、チームにプラスになるよう、ライバルとして競っていきたい」と力を込めた。

この日は今月16日の来日から隔離期間を経て、初めて甲子園での練習を解禁。キャッチボールやランニングなどで汗を流した。昨季先発で9勝を挙げた右腕は「自分が投げる試合、全ての試合でチームの勝利に貢献できるようにやっていきたい」と宣言。かつての戦友と再びタッグを組み、阪神を頂点へ押し上げる。【古財稜明】