ロッテのドラフト1位、松川虎生捕手(18=市和歌山)の存在感が日に日に増している。11日の沖縄・石垣島キャンプではシート打撃で打席にも立ち、左腕成田から左中間へ大飛球を放った。

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フルカウントからの外寄りの球をきっちりとコンタクトした。右翼への強い風で失速し外野手に捕られたものの、井口資仁監督(47)も「風がなければ、かなりいいところまでいっていたと思います」とうなる打球だった。総合的な力量を確かめている指揮官は「今の捕手陣の中では上の方ですから」と期待を高めている。

ブルペンでも精力的で、この日も高校の先輩でもある益田直也投手(32)と組んだ。ショートバウンドの変化球をしっかり止めると、益田からも「ナイスキャッチャー!」とお褒めの言葉。40球で投球完了。フワッとした球で徐々に距離を詰め、最後は2メートル前の益田からソフトボール投げでプロテクターへの快速球。予期せぬ1球にはミットが追いつかず、直撃に「おうっ」と苦笑い。「ありがとう」とねぎらわれていた。【金子真仁】