ロッテのドラフト1位松川虎生捕手(18=市和歌山)が、プロ入り後の実戦初打席で初安打デビューを飾った。

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15日、楽天戦(金武)の6回に代打で登場。「振りに行かないと何も始まらないので」と2-2からのカットボールをセンター右へ技ありで運んだ。

直前の打者が四球になった瞬間、大股で打席へ進み準備を始めた。「どんどん積極的にアピールしていかないと1軍に残れないと思ってますので。のんびり過ごしてたらホンマにあっという間に時間が過ぎてしまうと思うので、一瞬を本当に大事にしていこうという意識はしています」。

18歳の大型捕手は動きにむだがない。守備では6、7回と土肥を無失点に導くと、ベンチへ戻ると即座にブルペンへ。8回から登板予定の土居と綿密に打ち合わせた。その土居の制球が8回、やや荒れた。

「ジェスチャーの部分で(投手は)だんだん変わってきますし、1回帰ってからちょっとした話をしたので、そういう部分で楽になったのかなと僕の中では思ってます」

送り出した井口監督も「しっかり対応してくれた」と満足そう。スタメン出場への期待が膨らむデビュー戦だった。【金子真仁】