存在感が違った。1月末に新型コロナウイルス陽性判定を受け、2軍で調整していたヤクルト村上宗隆内野手(22)が1軍キャンプに合流。

【関連記事】ヤクルトニュース一覧

「沖縄は暖かいので動きやすいです」と早速、特打に臨んだ。51スイングで計11本の柵越え。本数自体にはこだわらなかったが、中身が詰まっていた。11本のうち、逆方向の左越えが5本(中越え2本、右越え4本)。パチーンと捉えた打球が、軽々と左へアーチを描いた。「今は逆方向に大きいのが打てるように。引っ張りは、どうしてもドライブがかかっている」と冷静に振り返った。

実戦出場については「もうちょっとやっていければ」とコロナによる制約から、まだ途上とした。高津監督も「状態を見ながら」と無理はさせない。特打の内容には「引っ張りたい球も、あちら(逆方向)に打つ。いつもと変わらない姿だった」と目を細めていた。