打たれても踏ん張った。楽天高田孝一投手(23)が今季2度目の先発登板に臨み、3回2安打2失点で金武キャンプを打ち上げた。

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2回をいずれも3者凡退で波に乗ったが、3回は味方の失策も絡んで失点。13日の日本ハム戦に続く、無失点を逃した。それでも「去年はピンチで四球が絡んだり、自分のミスで失点が増える場面があったが、四球がなかったことがまだ良かった」と振り返った。

直球で押しつつ、カットボールやフォークを交えて主力が並ぶ打線に挑んだ。2回途中まで打者5人を飛球でアウトを重ね「強い真っすぐでフライを打たせられた」。同2死では、6番小野寺に対し、カウント2-2から5球目。「コースも高さもある程度、良いところに投げられた」と、手応えを示す内角直球で見逃し三振。上々の立ち上がりを見せた。

だが、2点リードの3回。先頭打者を四球で出し、味方の失策で走者を増やすと続く近本、大山に適時打を浴びて同点。なお2死一、二塁で4番佐藤輝を迎えた。自身と同じ大卒2年目。気持ちで負けず強気で押し、ストライク先行の投球。最後は中飛に抑えた。

チームは今後、今日20日に名護市で行われる日本ハム戦を皮切りに、金武を離れて4チームと練習試合を実施し、26日ヤクルト戦からオープン戦を迎える。先発ローテ入りに向け「出た課題をつぶして次は続けないように。若手なので、若々しくしっかり腕を振って、気持ちを全面に出して投げ続けたい」と気合を入れた。【相沢孔志】