広島大瀬良大地投手(30)が「BIGリーダーシップ」を発揮している。

昨季は投手主将を務め、今季から選手会長に就任。「若い子も多いのでしっかりとコミュニケーションをとって、チームとして成熟していけるように」とナインのサポートを約束している。

【関連記事】広島ニュース一覧

頼りがいを見せたのは15日のことだ。ドラフト1位ルーキーの黒原拓未投手(22=関学大)がシート打撃で打者11人に8安打と打ち込まれた。その晩、黒原にメッセージを送った。「『ドラ1』とかいろいろ言われたり、周りの目もあると思うし、しんどいと思う。俺もそうだった」。13年ドラフト1位の体験も踏まえ、左腕を励ました。黒原も「励ましの言葉で救われた。結果で恩返しを」と意気に感じ、19日に巨人との練習試合で1回無失点、3奪三振の好投につなげた。

「優勝のための1つのピースとなって引っ張っていきたい」。BIGリーダーが4年ぶりVへとけん引する。