侍ジャパン栗山英樹監督(60)が、今秋ドラフト候補の早大・蛭間拓哉外野手(3年=浦和学院)の活躍に太鼓判を押した。

3日、鎌ケ谷で行われた日本ハム2軍とのプロアマ交流戦を視察。蛭間は2回の第1打席で、日本ハム先発池田の2球目、132キロスライダーをとらえて右越えのソロ本塁打。栗山監督は「池ちゃん(池田)も最初はボールが切れていた。あの1球くらいしか(甘い球は)なかった。それを一発で仕留められるのは楽しみ」と話した。

走塁や守備面も、注視していた。大学通算10本塁打を誇るスラッガーながら、4回は二ゴロに倒れたが最後までゆるめない走塁で50メートル5秒94の足もアピール。栗山監督は「『僕、この世界、プロで活躍します』というメッセージなような感じはする」と受け止めていた。今後も精力的にアマ野球に足を運ぶ予定。来年のWBCへ「もちろんプロ野球で大活躍している選手が中心だが、世界一になるために勢いの持った選手が必要。それを探している所もある」と話した。