阪神2軍が思わぬ危機に見舞われた。

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12日に江越が出場選手登録を抹消され、ウエスタン・リーグ中日戦(鳴尾浜)に「1番二塁」で出場していた植田が7回表から退き、急きょ1軍へ。ベンチ入り野手はマルテ、陽川らの別メニュー調整組と北條、原口ら負傷からの実戦復帰を目指すメンバーを除くと10人となった。

うち5人が捕手。7回表からは藤田が一塁へ、一塁の片山が三塁に就くやりくりでしのいだ。ともに本職は捕手。藤田は板山の一塁ミットを借り、片山も昨秋の宮崎フェニックスリーグで経験のあるポジションで打球を1度処理した。平田2軍監督は「1軍でも第3の捕手でいった時に内野も守れるとなればね。彼らにとってはいい経験」としながらも、「困るこれ、10人ってのは」と本音も吐露。選手起用で頭を悩ませることになりそうだ。

▽阪神藤田(本職は捕手も7回表から一塁で出場)「去年も1イニングだけ守ったけど、初めてくらいです。ドキドキはしますよ。以前から人は少なかったので、一応頭に入れとけとは言われていた。キャッチャー以外のポジションで野球を見られるのも新鮮なので、明日からもやっていきたい」

▽阪神片山(7回表から三塁でプレー)「実戦は久しぶりですし、練習も捕手と一塁メインでやっているので、ぶっつけ本番でした。もう必死でしたけど、意外と落ち着いてプレーできた。かっこいいプレーできないけど、体で止めて1つのプレーを必死にできれば」