日本ハムは、オリックス戦(東京ドーム)の試合前練習から、交流戦(5月24日開幕)へ向けた投手陣の打撃練習を開始した。野手顔負けの柵越えを連発したのが2年目の伊藤大海投手。新庄剛志監督は「伊藤くん、代打あるよ。見た? バッティング。すごい」と絶賛し、“二刀流プラン”をぶち上げた。

右投げ左打ちの伊藤は「打撃好き」を公言しており、駒大苫小牧時代には中軸を任されていた。BIGBOSSは「現役のときの山田(勝彦バッテリー)コーチより全然飛ばしてる」と報道陣を笑わせていた。

試合は“本職”の野手陣が奮起。難敵の山本から、4回に近藤、松本剛の連打で無死二、三塁の好機をつくり、石井が右前へ先制適時打。「たくさんの東京のファンの前で、好投手相手になんとか先制点を取ることができてよかったです」。山本に3連打したのは、昨年5月28日のヤクルト打線以来だった。

さらにBIGBOSSが動いた。なお無死一、三塁で、重盗に成功。一塁走者がスタートを切り、捕手・若月が二塁に送球したと同時に三塁走者・松本剛が本塁へ突入。送球がワンバウンドとなったこともあり、難なく2点目のホームを踏んだ。

しかし8回に追いつかれ、もつれた延長10回に決勝点を許し、2-3で敗れた。

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