ヤクルトが、山田哲人内野手(29)と村上宗隆内野手(22)による今季3度目のアベック弾で巨人に連勝し、3月28日以来の首位に浮上した。

まずはキャプテン山田が口火を切った。1回1死一塁、巨人シューメーカーの3球目、低め135キロを捉えて左翼席へ。「昨日の勢いのまま良いリズムで試合に入れて先制することが出来て良かった」と、4月27日広島戦(マツダスタジアム)以来の6号2ランで幸先よく先制した。

すると2点リードの3回無死満塁、主砲村上が魅せた。前日6日も同じく3回無死満塁から1発を放っており、場内がざわめく中で左打席へ。シューメーカーの3球目、内角低め136キロをライナーで右翼席中段へ運んだ。悠然とダイヤモンドを周回し、出迎えのナインとグータッチ。「みんなが作ってくれたチャンスだったので何とかしたかったです。最高の形になってくれて良かったです」と喜んだ。

不動の3、4番のアベック弾で序盤から流れをつかむと、先発の高橋奎二投手(24)が力強い直球を軸に6回を104球、5安打2失点。1回2死からの5者連続を含む8奪三振の力投で、無傷の3勝目をマークした。

日本一連覇を目指すチームは、降雨中止3試合を挟み、ここ10試合で8勝2敗と調子を上げてきた。

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