巨人が「魔の日曜日」から抜け出せない。初回に丸とウォーカーの2者連続アーチで先制したが、昨年8月26日広島戦以来の5本塁打を食らっての2ケタ失点で逆転負け。日曜日は4月24日から7連敗となった。

先発山崎伊の3回途中KOが誤算だった。中10日での登板にも、2回以降に制球が乱れた。同点の3回には1死から2者連続死球と四球で、ベンチもたまらず交代を告げた。「先発の役割を果たせず悔しい」とコメントした山崎伊に、原監督は「先発投手がね、なかなかゲームをつくれないとこういう…。酷かもしれないけど、それが役割だからね。勉強するところはあるでしょうね」と求めた。

5回の岡本和の17号2ランで一時は1点差まで迫ったが、8回と9回に計5失点で万事休す。原監督は「しかしリリーフは責められない。まあ、明後日から頑張ります」と締めた。

▽巨人ウォーカー(1回無死、先頭打者本塁打の丸に続いて2者連続アーチ) 丸さんが勢いをつけてくれたので、その勢いに続けて良かったよ。

▽桑田投手チーフコーチ(山崎伊について) 死球を2人当ててしまったので、精神的なバランスが崩れた所もあったと思う。プロ野球に入って、経験して強くなっていってもらいたい。

○…主砲岡本和がリーグ単独トップの17号2ランをたたき込んだ。3点を追う5回2死一塁。ロッテ本前の外角137キロツーシームを飛距離121メートルで右中間席に運んだ。「点差があったので、何とか次につなごうと思って打席に入りました。本塁打になってよかったです」とコメントした。打点でもDeNA牧に1差に迫るリーグ2位の45打点。反撃の1発は空砲に終わったが、3年連続2冠へまい進する。

▼巨人は1回に1番丸、2番ウォーカーが連続本塁打。初回先頭から2者以上の連続本塁打は昨年6月8日ヤクルトの塩見→青木以来でプロ野球45度目。巨人では63年4月23日阪神戦で渡海→国松、08年4月11日ヤクルト戦で高橋由→亀井が記録して以来、14年ぶり3度目。

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