DeNA今永昇太投手(28)が、エースの意地の投球で今季4勝目を挙げ、ヤクルトのマジック点灯を阻止した。

2連投の伊勢、3連投のエスコバーを休養させる方針の中、我慢強くイニングを重ね、6回2/3 4失点でバトンを渡した。イニング途中での交代に「悔しいです」としながら、「大量援護、いい守備にも助けられたし、これで勝ちがつくのはありがたすぎます」と感謝した。

勝利への最大のポイントとなる“村神様”のバットを沈黙させた。「いいところに投げたから抑えられたっていう打者ではないし、その領域にいない打者」と表現した村上を3打席連続で凡退。8安打を浴びても、粘り切れた1つの要因だった。「嶺井さんとはやることをやって、打たれたらしょうがないという話をした。チームで徹底すべきことはできた」と話した。

リーグ戦再開後、2戦連続で黒星を喫し、苦しむ今永を救ったのは桑原の言葉だった。ロッカールームでチームメートに2連敗したことを自虐的に話していると「自分で自分のことだけはバカにするな」と言われた。「すごくいい言葉だと思った」。自身通算50勝目の白星を挙げ、チームの4連勝に貢献。「とにかく勝ちを積み重ねていきたいです」とすぐに次の1勝に視線を向けた。【久保賢吾】

▽DeNA三浦監督(ヤクルトのマジック点灯阻止に)「うちはまた明日、勝っていくだけです」

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