「マイナビオールスターゲーム2022」(26日=ペイペイドーム、27日=松山)の監督推薦による出場選手が13日、発表され、阪神からは中野拓夢内野手(26)と大山悠輔内野手(27)が選出された。中野はファン投票で選出された昨季に続き、2年連続2回目の選出。大山はプロ6年目で初の球宴選出となった。

中野は「正直、自分の中では2年連続で選んでいただけると思っていなかったので、とてもうれしく思ってます」と驚いた様子だった。「高津監督に選んでいただけたので、自分の中でも非常に評価していただいたなっていうのがあります」。全セの指揮を執るヤクルト高津監督の評価を素直に喜んだ。

対戦したい投手にはロッテ佐々木朗を挙げた。「オールスターということで、ストレート勝負してくるかなとも思っているので、そのストレートに力負けしないように、しっかりとはじき返せるようにやっていきたい」。今季はすでにキャリアハイの4本塁打。お祭り舞台でアーチを狙うか問われると「ファンの皆様は自分のホームランはあまり期待していないと思う」と苦笑い。「自分のスピードをしっかりと見ていただけるように盗塁だったり、守備のスタートの速さだったり、そういうところを見ていただけたら」と呼びかけた。

昨季は巨人坂本や中日大島らと野球談議を交わしたといい「バッティングでどういった意識で打席に入っているかとか、守備の守り方などを聞いていけたら」。今年も他球団の先輩へ積極的にアタックを仕掛けるつもりだ。

今季はここまで打率2割8分、97安打、4本塁打、16盗塁。安打数はリーグ3位、盗塁数はリーグ2位と好成績を残している。「バッティングに関してはヒットの数も出ていますし、そういったところでは積極的にいけている。盗塁の数がなかなか増えていないっていうのが分かっているので、今後しっかりと増やしていけるように。チームとして、なんとか借金を返せるように一丸となって、いい勢いでやっていきたいと思います」と力を込めた。

阪神からはファン投票で選ばれた青柳、湯浅、佐藤輝、近本を含め6選手が選出された。

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