巨人の後半戦がようやく始まる。12球団と日本野球機構(NPB)による臨時12球団代表者会議が1日に開かれ、2日の阪神戦(東京ドーム)から再開することが報告された。球団は午後5時半に「試合挙行に必要な選手数を確保できる見通しが立ったことから、予定通り開催することを報告いたしましたので、お知らせいたします」と文面を発表。療養期間を終えた原監督が指揮を執り、13日ぶりに公式戦に臨む。

7月20日に岡本和、丸、菅野、大勢ら選手22人と元木ヘッド兼オフェンスチーフコーチ、阿部作戦兼ディフェンスチーフコーチら首脳陣、スタッフの計40人が新型コロナウイルス陽性判定を受けたと発表された。同21日にも10人、同22日も原監督ら6人、19~25日までの7日間で総勢77人の大感染となった。前半戦最終カードの予定だった中日3連戦(バンテリンドーム)は延期となり、チーム活動停止中に異例の前半戦折り返しとなった。

7月27日から療養期間を終えた一部の選手が調整を再開させた。だが、チーム編成には至らず、後半戦の再開カード予定だった同29日からのDeNA3連戦も延期となった。チームはこの日も川崎市のジャイアンツ球場で調整し、コンディション回復に努めた。

予期せぬ惨事に見舞われ、ようやく再出発のラインに立つ。2日予告先発のメルセデスは「1球1球、フォーカスし、後半戦の初戦を勝ってチームにいい流れを持ってこれるような、気持ちを込めた投球をします」とコメント。2戦目は戸郷、3戦目は山崎伊が続く見込み。首位ヤクルトと13ゲーム差、最下位中日と2ゲーム差の5位から後半戦が始まる。【為田聡史】

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