オリックス山本由伸投手(23)がリーグ単独11勝をかけ、2日に敵地で首位西武戦に先発する。球宴明け初マウンドに「状態は変わりない。少し期間が空いたので、体のメンテナンスもしながら」とコンディション万全で獅子退治に挑む。

パ・リーグは混戦を極めている。オリックスは3位ながら、首位西武と1ゲーム差。開幕日を除き今季初の首位に浮上するためには、山本が先陣を切って、チームを勢いづける。

ベルーナドームは相性がいい。3月25日の開幕戦では10年連続で黒星を喫していたチームの開幕連敗を止めた。6月18日にはNPB史上86人目、97度目のノーヒットノーランを達成。本人は「(球場に)特に意識はしていないです」と言いつつ。「悪いイメージもないですね」とにんまりだ。

球宴ではソフトバンク守護神のモイネロからチェンジアップの握りを伝授され「参考に。いつか扱えるようになれば」と武器を増やす意気込み。チームは5連勝中で、貯金は今季最多の4。「チームもいい状態。1戦1戦を大事に、目の前の相手に1球1球全力で投げていきたい」。勝って2戦目宮城、3戦目山崎福にバトンを渡す。【真柴健】

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