日本ハム片岡奨人外野手(24)がBIGBOSSの願い通りにプロ初安打をマークした。「7番右翼」でスタメン出場。2回無死一塁で迎えた第1打席で一、二塁間を破る痛烈な右前打を放った。

片岡は「まずは1本出て、ほっとしています。応援してくださった皆さんに感謝したいです」とコメントした。率先して各選手のプロ初安打記念ボールの“回収係”を務める新庄剛志監督(50)も大きくバンザイしながらベンチ前へ飛び出して、きっちりと回収。チームも片岡の安打で好機を広げて、谷内の2点適時二塁打で先制した。

片岡は5日オリックス戦(京セラドーム大阪)の9回に1度は内野安打の判定でプロ初安打をマークしたと思われたが、オリックス側のリクエストで判定が覆って初安打は幻に終わっていた。もちろん、その時も記念ボールを回収していたBIGBOSSは「あれ、ヒットにしてよ。ヒットでいいでしょう。でも次、きれいなヒットで、いい(プロ野球人生の)スタートを切ってもらえたら気持ちいいから」と話していたが、期待通りのきれいな打球で片岡のプロ初安打が生まれて笑顔だった。