北の離島出身左腕は故郷への恩返しを誓った。ヤクルトのドラフト4位知内・坂本拓己投手(18)が25日、北海道・知内町内の同校で指名あいさつを受けた。

北海道南西部の奥尻島で生まれ育ち、元阪急、オリックスで活躍した佐藤義則氏(68)以来2人目のプロ野球選手となる。「自分の1つの夢が、小さな子どもたちに夢や希望を与えるということ。いつか機会があったら野球教室を開いて一緒に野球ができたら」と思いを描いた。

近未来の先発ローテーション候補として期待されている。橿渕聡スカウトグループデスク(48)とともに訪れた斉藤宜之スカウト(46)は「もっと真っすぐも速くなると思うし、伸びしろはいっぱいある」。坂本は「入ってからが本当のスタートだと思う。期待に応えられるような選手になるのでよろしくお願いします」とあいさつした。