2人で支配下昇格を目指す。巨人に育成ドラフト6位で指名された桐生第一(群馬)の三塚琉生(るい)外野手(18)と同8位の北村流音(りお)投手(17)が27日、群馬・桐生市内の同校で指名あいさつを受けた。

幼いころから巨人ファンで、亀井善行打撃コーチ(40)に憧れていた三塚は「最初は夢のようだった。(亀井の魅力は)男前というところと勝負強いところ。僕も勝負強い選手になりたいと思います」と持ち味の長打力で、外野、一塁手として支配下昇格を目指す。

高校時代はエースとして最速145キロ右腕だった北村は、打撃力を買われて内野手に専念する方針で「やるからにはしっかり結果を出したいと思っている。投手だろうが野手だろうが関係なく、精いっぱいやりたい。バッティングをもっと磨いて早く(1軍で)出られるようになりたい」と誓った。

水野雄仁スカウト部長(57)は、「2人ともバッティングが良いというのは一番。三塚くんはパワーもありますし、高校生離れした打撃をしている。北村くんは投手をやってますけど、打撃が良いので、野手で頑張ってもらいたいなと思って」と2人を評価。「最後に(入団)テストに来ていただいて、駒田3軍監督、川相コーチの後押しがあったというところはあります」と9日の入団テストが決め手になったと明かした。

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