オリックスが3勝2敗1分けとして、26年ぶりの日本一へ王手をかけた。
先発の山崎福也投手(30)が5回無失点と好投。安打は初回、先頭の塩見に中前打を許したのみ。第2戦にも4回無失点で、今シリーズは9回を投げて無失点となった。
テンポ良くアウトを積み重ねるとバックも守備でもり立てた。3回にはサンタナの大きな飛球を中堅手の中川圭太内野手(26)がフェンスに激突しながらキャッチ。さらに4回2死一、三塁から、中村のライナー性の打球を左翼手の吉田正尚外野手(29)がスライディングキャッチでピンチを切り抜けた。
ヤクルト先発小川に抑えられていた打線は6回に2死一、二塁から5番杉本裕太郎外野手(31)が先制の右前適時打。0-0が続く中で貴重な1点をもぎ取った。9回には抑えのマクガフからも追加点を奪った。
救援陣は6回からヤクルト打線をねじ伏せ、逃げ切った。2敗1分けから3連勝で、26年ぶりの日本一へ王手をかけた。