オリックスが4連勝で26年ぶり日本一に輝いた。前回1996年の日本一戦士でもある中嶋聡監督(53)がタクトを振るい、今度は指揮官として頂点に上り詰めた。

指揮官は、ホテルに移動しての優勝会見で胸の内を明かした。会見の一問一答は以下の通り。

     ◇    ◇   ◇

-改めて今の気持ち

「実感がなくて、終わったなというのが感想ですかね」

 

-監督として初の日本一。神宮で見えた景色は違ったか

「いや、そんなに変わってないと思います、はい」

 

-7試合の激戦

「そう思います。最初、本当に苦しいスタートから始まり、どの試合もいつ逆転されてもおかしくないなと、考えていました。延長もしましたので、延長のことも考えながら。終わったなという感じですね」

 

-若月捕手から勝利球

「何か感情的なことを言えれば良いんでしょうけど、ないです(苦笑い)」

 

-昨季はヤクルトに敗れた

「チャンピオンチームでヤクルトさんは本当に強かったです。挑んで行ったんですけど、最初、簡単にやられましたね。ダメだと思いましたけども、戦っている選手を見た時に、本当に諦めている選手がいなかった。巻き返せるという方がだんだん強くなってきました」

 

-多くの選手が躍動

「どの選手も戦力としてしっかり仕事してくれました。それができたということは本当にうれしいです」

 

-選手へ

「感謝しかないですね。むちゃくちゃなことをしてきたかもしれないですけど、本当にそれに選手が応えてくれましたし、考えていた以上の力を発揮してくれて、感謝しかないです」

 

-プロ野球ファンへ

「たいしたことは言えないんですけど、本当に喜んでくれたんでしたら、監督冥利(みょうり)に尽きる。選手も本当に野球の楽しさというか、自分たちのやっている楽しい野球を伝えられたなら、本当に良いことだと思います。どんどん野球を好きになって欲しいと思いますし、これからも応援してほしいなと思います」

【オリックス】26年ぶり日本一!窮地から一気4連勝、腹くくった「ナカジマジック」の真骨頂