ロッテ種市篤暉投手(24)が来年1月に米アリゾナ州で自主トレを行うことを、7日までに明かした。現地のトレーニング施設「ドライブライン・ベースボール」で約2週間、肉体強化やフォーム固めに専念する。

右肘のトミー・ジョン手術からマウンドに舞い戻った右腕は、主力投手としての完全復活へ備える。同施設は、各種測定に基づく選手個人に合ったメニューを提案するのが特長。今回の秋季練習でも、来日したスタッフがZOZOマリンを訪れ、選手たちにアドバイスを行った。

19年オフにはワシントン州シアトルの同施設で腕を磨いた種市は「この腕の振りだったらこの変化球の方がいいんじゃないかとか、そういう話をします」と明かし「動画で見るより、直接行って教えてもらったほうが分かりやすいのもあります」と3年ぶりの渡米を決断した。「海外で(自主トレを)やりたいのも単純にあります。モチベーションが上がりますし」と話す。

今秋のフェニックスリーグでは球の強さを取り戻すべく、吉井理人監督(57)がクローザー役で起用した。手術前は先発投手として完封勝利も挙げていた種市は、来季について「言われたところを全力で。1軍で投げられるなら、個人的にどっちでもいい。戦力になれるんだったらどっちでも」とこだわらない方針。アリゾナから勝負の1年を始める。【金子真仁】

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