日本ハム宮西尚生投手(37)が11日、札幌市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、来季の契約を結んだ。「大幅ダウンです」と、今季年俸2億5000万円から2億円減の5000万円プラス出来高、1年契約でサインした。

15年目の今季は24試合登板にとどまり、プロ入りした08年から続けてきた連続シーズン50試合以上登板の記録が「14年」で途切れた。「監督の起用の内容に、肘が思うように対応してくれなかった。やっぱり監督の求める登板の仕方だったり、そのためにも1度きれいにして、悔いが残らない対応が出来るようにしたいと思った」と、3年前から登板するたびに水がたまる状態だった左肘をシーズン中の9月6日にクリーニング手術。「本当に、球団にはシーズン中という、ありえないタイミングでお願いしたんですけど、それに快く『今まで頑張ってくれたから自分の思うようにやりなさい』と、言っていただけて手術に踏み切れた。球団には感謝しています」と話し、来季の復活を誓った。(金額は推定)

▼宮西が2億円ダウンの5000万円で契約更改。移籍を伴わないで2億円以上ダウンしたのは11人目。日本ハムでは15年武田久投手の1億6000万円ダウン(2億4000万円→8000万円)を上回る球団史上最大の減額となった。