日本ハム吉田輝星投手(21歳)が一流投手の秘密を盗む。来年1月、小学生の頃から憧れていた楽天則本との合同自主トレに初参加予定。「則本さんは(175センチの)僕より、ちょっと大きいくらい(則本は178センチ)。でも、体を大きく使っていて、球速も速い。キャッチボールとか見ながら、体の使い方を盗めたら」。念願かない「すごい、うれしい。喜びだけで終わらないように、しっかり練習します」と声を弾ませた。

今季、地元の秋田で投げ合った。試合前には楽天ベンチに秋田銘菓「金萬」を差し入れて、しっかり故郷をアピール。試合では「後半に球の威力が上がって来るのがすごい」と、改めて則本が一流たる理由を見せつけられた。

この日の沖縄・国頭での秋季キャンプは守備漬け。「なんか練習量、おかしいっす。ファイターズにしては」と苦笑い。この1カ月、朝の散歩で体重が落ち、筋肉量が増えた。スッキリした体で、年明けの合同自主トレに臨む。

○…達がブルペン入りし、52球を投げ込んだ。日々の練習の様子はビデオカメラで撮影し、練習後に確認。「いい時、悪い時の共通点をあぶり出そうと思っている」と研究熱心だ。オフはストレートに磨きをかける。自主トレも千葉・鎌ケ谷の球団施設で行う予定で、じっくり自分の投球と向き合う時間にするつもりだ。「スピードと制球力、回転の質、すべてを上げていきたい」と語った。

○…三塁守備に励む野村が、基礎力アップに手応えだ。秋季キャンプ2度目の「ディフェンスデー」。連日のハードメニューに「スローイングは徹底的にやってきた。ゴロの捕球も、だいぶん上達してきたかと思う」と、自信を深める。将来的には、ゴールデングラブ賞獲得が目標。「いつか取れるように練習していきたい。少しずつ捕球ミスとかを減らしていけば」と、意欲的だった。

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