日本ハム新庄剛志監督(50)が、背番号1後継者の条件として「6カ条」をぶち上げた。走攻守の3要素に加えて、<4>ビジュアル<5>トーク力<6>問題児、と掲げた。現役時代、日本ハムの背番号1として活躍。引退後は、愛弟子の森本稀哲(現外野守備走塁コーチ)に引き継がれ、“チームの顔”の代名詞となった番号だ。来季も新庄監督が背負う背番号1。近い将来、継承するにふさわしい選手の台頭を、待ちわびている。

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後継者は誰だ!? 来季も引き続き背番号1を背負う新庄監督が、継承するにふさわしい選手の条件を6つ挙げた。

新庄監督 やっぱり、4拍子そろっている選手がいいですね。走攻守、ビジュアル。あっ! トークも入れたら5拍子かな? あと、問題児も入れたら6かな(笑い)。

現役時代も、監督になっても、球界の風雲児であり続けるスーパースターは「6ツール」を求め、ニヤリと笑った。

ビジュアルとは、いわゆる“イケメン”ではなく、スタイル重視だ。監督就任会見で自ら命名した「BIGBOSS」は、今年の流行語大賞にノミネート。キャッチーな迷言を言わせれば、球界で右に出る者はいない。加えて、どうやら“暴れん坊”の要素も必要なようだ。

新庄監督 問題児って意外と重要なんですよ。ダルビッシュもそうでしたけど、活躍した時、ミックスされて話題になるし。最初はたたかれますよ。でも野球選手は活躍したら、あとはスターに上がっていく。

高卒入団1年目の春季キャンプ中、喫煙問題を起こしたダルビッシュ(パドレス)を引き合いに、持論を展開した。

これまで候補として名前を挙げたのは、30発前後を打てるようになった清宮、「体形的にバチッと」はまりそうな万波、新たな“二刀流”を目指すドラフト1位矢沢ら。近い将来、次の背番号1は果たして誰の手に?【中島宙恵】

◆新庄と背番号1 日本ハムの現役時代は、阿久根から譲られる形で04年から3年間着用。昨年11月の監督就任会見では「スター候補を僕が育てて、その子に『1番』をつけてもらいたい。その子たちが育つまでは、僕が『1番』つけまーす!」と発言。監督に就任した今年1月、背番号1のユニホーム姿を初披露し「シーズン中に1番をつけさせたいなと思う選手が出てきたら、すぐに変えます」と予告した。今秋のドラフト後、1位指名矢沢の1番希望について「まずは自分のポジションをつかんで来年活躍したら渡します」と、話した。

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