楽天浅村栄斗内野手(32)が20日、仙台市内の球団事務所で契約更改交渉に臨んだ。8月に海外フリーエージェント(FA)権を取得したが、行使せずに残留。4年総額20億円でサインした。「優勝するために楽天に来ましたので、まずそこが達成できていない。あと(石井GM兼監督から)『また力を貸してほしいと、アサがいなかったらということを考えたらちょっと(優勝を)考えられない』という風に言っていただいて、何のためにここに来たのかっていうのを考え直して話し合いはしてきました」と残留の理由を明かした。

今季は打率2割5分2厘、27本塁打、86打点。本塁打と打点はチームトップと打線をけん引した。西武時代の16年から7年連続で全試合出場も続けている。来季は10年ぶりの優勝へ向けて、さらにフル回転していく。打撃の目標は3割30本100打点以上を達成し、キャリアハイに到達することを挙げた。「もう1個ギアを入れて、とにかくがむしゃらに勝つことだけ考えてやりたい。(18年オフに)石井さんに楽天に来てくれと言っていただいた。一緒に優勝しようと。その言葉が最初にあって、まだ達成できていないので、なんとか男にしたい」と闘志を燃やしていた。(金額は推定)