ヤクルトが20日、愛媛・松山での秋季キャンプを打ち上げた。

高津監督は「みんなよく頑張ったと思います」としながらも「石川から青木から(山田)哲人やムネ(村上)もみんな頑張ってるわけで。そこに追いつく、追い越そうと思った時に、この程度の頑張りでは、そのレベルには達してないよってことは、全員の前で言いました」と若手にさらなる奮起を求めた。

課題は主力と控えの実力差だ。今季は村上、オスナ以外のレギュラー組がコロナ感染で離脱した7月に、7勝13敗と大きく負け越した。若手中心の今キャンプをじっくり見守った指揮官は「厳しい言い方になるけど、これじゃダメだなと思ったことが収穫かもしれない。いつまでたっても石川が先発して、青木が出て、哲人が出て、ムネが出て…という状態が続いていくのかなと。ポジションを奪ってやるぞ、と思っているのかもしれないけど、まだまだその差は相当ある」。球団初となるリーグ3連覇と日本一奪還へ向け、「ヤングスワローズ」の成長を求めていく。【鈴木正章】

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